アングラカタログの立ち位置と役割について
はじめに
以下、私の主観によるところが大きいですが、アングラカタログが投稿されはじめた当初のことを知らないかたは、ぜひ読んでみてください。
アングラカタログの立ち位置と役割について
初代アングラカタログ (VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ PART1) が投稿されたのは、2008/03/24 です。私がアングラカタログを知ったのは、その翌年の 2009 年頃だったと思います。私は初音ミクが発売されたときから関心を持っていましたが、それは楽器としてではなかったかもしれません。
初音ミクが発売された 2007 年当時は、毎日がお祭りでした。日本のインターネットで活動しているアニメ・漫画ファンのほぼ全員が、初音ミクに関心を持っているようでした。当時はパソコンで美少女キャラクターの声を打ち込める、というのが革新的だったので、作曲できない多くのひとたちも初音ミクの入手を望んでいました。そのため、長い期間初音ミクは品切れでした。初音ミクを購入し、声を出すのに成功したひとびとは、ニコニコ動画に声をアップロードしました。音楽を作れるひとは、音楽を作ってアップロードしました。初音ミクの絵を描くひとや、3D モデルを作るひともいました。とにかく、初音ミクの姿や声にひとびとが注目していました。楽器として見ていたひとは、まだあまり多くなかったように思います。
そんな中、2008 年、アングラカタログが投稿されはじめました。私が思うに、アングラカタログは、VOCALOID の音楽的側面に注目を集めるきっかけのひとつだったように思います。私も、アングラカタログをきっかけに、音楽的側面に注目するようになりました。また、アングラカタログは、最新のボカロシーンを追いかける役目もあったように思います。今見ると古く感じるかもしれませんが……、当時はある意味、ボカロシーンの最先端を追いかけていたように思います。
アングラカタログですが、私は、既に当初の役割は終えていると思います。VOCALOID が音楽に使われるのは普通になりました。それから、ボカロシーンがニコニコ動画内では完結しなくなってしまいました。ではなぜ「バーチャルシンガー・アンダーグラウンド・カタログ」をはじめたのか。それは、みなさんに新着動画を巡る楽しさを知ってほしいからです。「VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ」を見て、自分でも曲を発掘したくなったひとは多いと思います。その役割を引き継ぎたいと思っています。
アングラカタログの掲載基準について
初代アングラカタログ (VOCALOID・アンダーグラウンド・カタログ PART1) が投稿されたころ (2007/08/31 〜 2008/03/23) は、ボカロ曲の再生数中央値は 3,500 くらいあったと思われます。しかし、私がバーチャルシンガー・アンダーグラウンド・カタログ PART1 を投稿した 2023 年 (2023/01/01 〜 2023/12/31) の再生数中央値は 350 くらいしかないと思われます。そこで、「再生数 1 万以下」の基準を見直す必要があると思いました。わかりやすく「再生数 1 千以下」にしようかとも思いましたが、現在のニコニコ動画では、広告チケット次第で簡単に 1,000 再生を超えてしまいます。ややこしいですが、広告無しで「再生数 1 千以下」程度のボカロPを紹介したいと思い、今の基準にしています。(あと、2017 〜 2023 年あたりで基準スレスレのボカロPをねじこんで欲しいなと思ったり……。) よろしくお願いします。